飛ぶ諭吉
弊社生協では年末にかけて弘文堂フェア→日本評論社フェア→有斐閣フェアと続く(最初2つの順番が違うかもしれないがそんなことはどうでもいい)。
普段から10%引きで書籍を購入できるが、フェアの間は20%引きになるのでついつい買ってしまい、後に財布が悲鳴を上げることになる(悲しみ)。
ということでこれらのフェア絡みで購入した書籍のみなさま(弘文堂の新刊ラッシュとフェアをずらした生協は絶許)
- 弘文堂
まあその...ね?
(フェア期間外の本(ブチギレ))民訴ってのは最近になってちょっと面白いと思えるようになったが、それまでいろいろ読んでもなんとも言えない気持ちにしかならなかった。直近では某元裁判官の書いた日本評論社の本を読んでいたけれども、改訂を待っていたこちらへ。安定感が違う(?)
事情の変化論というのは利益衡量論より恣意的ではないかい?というお気持ちを最近持つに至っている。なんだかねえ。
- 日本評論社
ジャケとパラ読みだけで買っちまったがこれが大当たりでは?という感じ(著者がその業界の重鎮であることも知らなかった)。市場の独占であるとか寡占であるとかそういった企業の動向を法的に統制するというのはある部分では重要だけれども、そもそもどのような状況下で企業がそういった行動を行うのか、それを経済学的な観点から分析するのも大事よね、という。
頭の使い方がわかるとそのあとの勉強もしやすいよなぁと、いまさらながら。
弘文堂フェアのときに『行政判例と仕組み解釈』を買うのでもよかったけどまあょゎぃ学生だし... - 有斐閣
日本評論社のところで挙げた『競争政策論』の著者が出した標準的テキスト。なんというタイミング。一応必要とされるミクロ経済学の知識は第1章で説明されているが、1年生のときにミクロ経済学を少し勉強しておいてよかったなと思う。モデル通りに社会が動くとは限らないがやはり明快ではある。
著者は以前このテキストを有斐閣から出していて、長い間改訂のない状態で本書の出版に至ったために、てっきりこのテキストの後継書なのかなと思っていたが、本書のはしがきを読んだところ、『産業組織論』は学部2-4年生向け(初級〜中級?)、『新しい産業組織論』は学部上級〜大学院レベルを対象としているとのことで、棲み分けをしているらしい。
判例百選そのものをそれほど使うわけではないけれど、判例百選に掲載されるということが判例の一つのメルクマールになる(と思っている)。さして旧版と入れ替わっているわけでもないから別に必須ではなかったのかもしれないけど。
苦肉の策をもってニートを回避したわけだが、進学先での教材なので購入。
それほど中身が嫌いというわけではないのだけれど、この大きさはなんとかならないのかしら...(弘文堂ケースブックサイズでいいじゃない)現行の民法をそれほど真面目に勉強していなかったのでそれこそ必要あるのかしらと思うところはないが、まあなぜ改正に至ったのか、改正法が意識している点はどのようなところかを押さえておくことで条文や学説の議論を読み解きやすくなるのかな...ということで。
こんな感じ。何か教科書チックなものが多い気がするけれど仕方ないね。