中級者をめざすブログ

ゆるふわな大学生のブログです。

2022年度カリキュラム改革?

はじめに

 別に自分には関係のない事象だが、2022年度から法曹コースの学生が法科大学院へ入学を始めたことで若干カリキュラムへの影響が生じていることに気づいた。いずれ当局から公式発表があるだろうけれど、時間割から察することができることを挙げてみる。とはいえ、弊社の場合はそれほど大きな変化は見られなさそう...?

必修科目

※()内は単位数。

現行

2S

憲法(2)・民事訴訟法(2)・刑事訴訟法(4)・民事系判例研究(2)・リサーチ・ライティング&ドラフティング(2)・法のパースペクティブ(2)

2A

行政法(2)・民法1(2)・商法1(2)・刑法(2)・民事実務基礎(2)・刑事実務基礎(2)

3S

公法訴訟システム(2)・民法2(2)・商法2(2)

3A

法曹倫理(2)・現代法の基本問題(2)

2022年度以降

2S

憲法(2)・民法1(2)民事訴訟法(2)・刑事訴訟法(4)・民事系判例研究(2)・リサーチ・ライティング&ドラフティング(2)・法のパースペクティブ(2)

2A

行政法(2)・民法2(2)・商法1(2)・刑法(2)・民事実務基礎(2)・刑事実務基礎(2)

 

 3S以降は現時点では不明だが、民法が1期ずつ前倒しになっているくらいしか違いはない。というか正直そのくらいしか動かしようがないのだと思う(あるとしたら刑法を2Sに持ってくるくらいだが、それではあまりに2Sの負担が重すぎる)。2Sが辛そう。ただでさえ辛い2Aは民法2が入ってくることで更に地獄になりそうな予感もある(まだ民法1の方が民実とのシナジーも大きい気がする)。

 弊社の3A必修科目はそもそも司法試験とは(直接には)関係しない科目しかないわけだし、講義の内容も考慮すると2SのRWDを司法試験終了後の3Aに移動させてもよかったんじゃないか...とも思う。そう単純な話ではないのだろうけれども。

 

選択科目

 正直ここも大きな違いが見えない。変更点としては

  1. 司法試験における選択科目に該当する講義科目が全て2年次以降配当に変更された(従前は租税法・倒産法・国際私法のみ2年次配当)
  2. 「国際〇〇法」シリーズが全てAセメスターへ移動

 が挙げられるが、1については3年次配当科目であっても必修科目と重複しない限りは履修申請を行うことが可能であり、よっぽどのことがない限り教員も履修を拒絶することはなかったのでは...?2年次の必修科目(クラス指定科目)と時間割が重複しないような配置がなされるようになったという点で確実に履修できるようになったとは言えそう。

 2については偶然なのか意図的なのか何ともわからない。弊社は国際法あるいは「国際〇〇法(租税、経済、人権)」のいずれか1つの単位取得を修了要件の1つとしており、どうせなら司法試験終了後に腰を据えて勉強してもらいたいと考えるならこの配置になるのも自然か。とはいえ、それならその変更は司法試験の実施時期が変更となる2023年度からにしてもらいたかった感がある(従来から2Aで開講されている国際法を履修していない自分のような学生は、否応なしに3Aで一発留年を賭けて国際〇〇法を履修することになってしまう‼︎)。